JR根岸駅前で21時まで診療しているクリニック|ねぎし泌尿器科・内科
〒235-0005 神奈川県横浜市磯子区 東町15-32モンビル横浜根岸2F
TEL:045-750-0119 Fax:045-750-0759

過活動膀胱とは?

過活動膀胱は、尿意切迫感を中心とする症候群として「切迫性尿失禁の有無にかかわらず、通常頻尿および夜間頻尿を伴う尿意切迫感で、感染や他の明らかな病的状態は除外する」と定義されています。

症状
尿意切迫感(ふいに尿がしたくなって我慢するのがとてもつらい状態)、切迫性尿失禁(ふいに尿がしたくなってその高まりが急なためトイレに間に合わなくなってしまう状態)、頻尿(尿が近い)
女性に多く、40歳以上の日本人の12.4%が過活動膀胱を有するといわれています。一日の排尿回数が8回以上、尿意切迫感が週1回以上あれば、過活動膀胱と診断されます。
男性で、残尿感や尿が途切れるといった症状のある方はこちらもチェック!→

過活動膀胱の原因は?

脳梗塞などによるものを除けば、原因のわからないものが多く、膀胱の筋肉はたらきとの関連性について研究が進んでいます。

症状による診断だけでは他の病気(膀胱がんや結石、膀胱炎)との見分けができないケースがあるので、症状にお困りの方や気になる方は泌尿器科の受診をおすすめします。

過活動膀胱の治療は?

主に内服薬で治療します。数種類の薬がありますので患者さんに合ったものを処方します。

また、膀胱トレーニングで排尿間隔を広げるようにもしていきます。尿意切迫感を感じても慌てずに深呼吸して、膀胱の収縮の波がおさまったところでトイレにいくようにしたり、骨盤底トレーニングでこらえるコツをつかみましょう。また下半身を冷やさないようにしたり、水分摂取バランス(摂らなすぎたり、摂りすぎたりしないよう)に気をつけましょう。

腹圧性尿失禁 とは?

くしゃみやせきをしたとき、重いものをもったとき、などお腹に力が入ったときに尿がもれる状態をいいます。

腹圧性尿失禁の原因は?

女性の正常な状態では、おなかに強い力(腹圧)がかかった場合、膀胱と尿道を支える筋肉(骨盤底筋)がバランスをとることで尿道がしまり、尿がもれるのを防いでいます。それが何らかの原因で働きが低下したり損傷して、膀胱や尿道が不安定になることが主な原因と言われ、加齢、出産、女性ホルモンの低下が関係しています。40歳以上の女性の8人に1人が腹圧性尿失禁の症状があると言われ、出産を経験した女性に多くみられる症状です。

腹圧性尿失禁の治療は?

骨盤底筋体操というトレーニングが治療の中心ですが、薬や手術で治療する場合あります。まずは症状の程度や他の病気の有無など確認するためにも、お困りの方や気になる方は泌尿器科の受診をおすすめします。

骨盤底筋体操をしよう!

くしゃみや咳、重い物を持ったときなど、つい漏れてしまう腹圧性尿失禁。トイレに行きたくなると、もうがまんできない切迫性尿失禁。「歳だから、おしっこのことだから・・・」とあきらめていませんか?骨盤底筋体操で、毎日を快適に過ごしましょう。家庭でも、外出先でもできる体操です。毎日続けて行いましょう。

1.仰向けの姿勢で
まず仰向けに寝て、足を肩幅に開きます。
次に、ひざを少し立て、身体の力を抜き、肛門と膣を締めたままゆっくり「1、2、3・・・」と5つ数えます。
もし途中で力が抜けてしまったら、また締めなおします。体操を続けて筋肉が強くなれば、締め続けることができるようになります。仰向けはもっともリラックスしやすい姿勢です。また朝晩、布団の中で行えるので、ぜひ毎日続けてください。
2.机にもたれた姿勢で
机のそばに立ち、足を肩幅に開きます。
手も肩幅に広げ、机につけます。
その姿勢で、体重を全部腕にのせます。背中はまっすぐに伸ばし、頭を上げて前を見ます。肩とお腹の力を抜いて、肛門と膣を締めます。
骨盤底筋の動きをもっとも感じやすい姿勢です。台所のシンクやデスクを使っても行えます。
3.すわった姿勢で
床につけた足を肩幅に開き、背中をまっすぐに伸ばし、頭を上げて前を見ます。
肩の力を抜き、お腹が動かないように、またお腹に力がはいらないように気をつけながら、ゆっくり肛門と膣を締めます。
バスや電車にのっているときや、家でテレビを観ているときにも行えます。
4.ひじやひざをついた姿勢で
床にひざをつき、クッションの上に ひじを立てて手にあごをのせます。
次に、肛門を膣をゆっくり「1、2、 3・・・」と5つ数えます。
5つ数えたら力を抜き、また締めます。
新聞紙を床に広げて読むときなど、気軽にできる体操です。新聞を読み終わるまで、締めたりゆるめたりを繰り返しましょう。
骨盤底筋体操のめやす
骨盤底筋体操のトレーニングの回数は、ひとりひとりの筋力の状態で異なります。医師やナースと相談して、自分に適した回数を決めてください。骨盤底筋の締まることを自覚できる方なら、速く締める(5回)・締めたままで3秒~5秒間保つ(5回)を1セットとして、1日10セットがめやすです。
1回に続けてがんばると疲れるので、できるだけこまめに分散して行います。
効果が現れるまで、少なくとも1ヵ月~3ヵ月はかかるので、あきらめずに続けましょう。

ご質問などございましたら、
お気軽にお問合せください。

ねぎし泌尿器科・内科
TEL:045-750-0119
mail:info@negishi-clinic.net

Sitemap