院長の高木康行です。これまで多くの患者様とふれあって教わったことが二点あります。一つは前向きな人は病気になりにくい。なっても治りやすい。仮に大病を患ってもへこたれません。世の中は様々なリスクに満ち溢れています。体は資本ですから、健康面のリスク管理は大変重要なテーマですね。二点目はほんのちょっと前向きになるだけで、リスクをチャンスに変えることができるということです。最新の医学知識の習得や、高度な医療技術を提供することは医師の使命です。ただそこにプラスし、患者様に前向きな気持ちになっていただけるようなコミュニケーションの場所を提供するのも我々の大切な役目です。“困った時はあそこへ行こう”と思っていただけるようなクリニックを目指しスタッフ一同日々努力していく所存です。今後ともよろしくお願いいたします。
良い医療とはなんでしょう?平成4年に金沢区にクリニックを開いてからずっと考えていました。優しい先生?患者様を待たせない?説明が丁寧?受付が優しい?それ以上に正確な診断、治療により、一人ひとりの患者様が満足してクリニックの扉を開けて帰っていただくことが最終目標だと思います。しかし今日のクリニックの医師は深い専門分野の知識の他に全ての医学分野、さらには全人的医療を目指すには医学以外の分野でも多岐にわたる智慧が必要となってきます。
今回のねぎし泌尿器科・内科の開業に当たっては、その院長にふさわしい人材にめぐり合うまで一年という歳月を要しました。そしてこのたび高木康行というとても素晴らしい一人の医師に巡り会いました。出身大学や医局は違いますが、夜遅くまで、それこそ口角泡を飛ばしながら、学閥や医局に左右されない患者様第一の診療を目指す、理想のクリニックをどう創っていくかを話し合いました。 根岸森林公園は学生時代にひなたぼっこをしに来た懐かしい場所です。本牧プールには真っ黒な皮膚が何回も剥けるまで通った記憶があります。このねぎしで泌尿器科・内科を開院することはもしかすると最高の懐かしさ、既視感(デジャービュ)かもしれません。
「地域医療に貢献し・・・」の枕詞を死語にしないためにも、日々の成長を誓って診療に邁進したいと思います。